◆「花時間・ブーケ&花飾りVol.15」に花クラブ主宰宮川の作品が掲載されました。
●「花時間・Weddingブーケ&花飾りVol.15」
に主宰宮川のブーケ(プリザーブド)が2点掲載されました。(P155に掲載)
着物姿を更に美しく演出する素敵な「和風ブーケ」をお届けしたいと思います。
※デザインテーマ ※デザインコンセプト 豪華な着物にマッチする、シンプルだけれど、粋で雅やかなブーケ。 「和モダン」なブーケを日本の花嫁に★ |
その為に今回は、色とカタチとアイテムにこだわって、ブーケを制作致しました。
■1つ目は「扇子ブーケ」です。
古来から着物の時に、手にされてきたのが扇です。扇のブーケ自体は以前から存在するスタイルですから、受け入れやすいですよね。
黒い扇子に赤のローズメリアを配し、モダンなイメージに仕上げました。
■2つ目は「ぼんぼりブーケ」です。
ぼんぼりと言えば、お雛様。
女性には馴染み深い、お雛様のぼんぼりは、とっても可愛いフォルムをしています。
そこからヒントを得た、ぼんぼりブーケは宮川のオリジナルです。
花時間の編集さんにも、「そのアイデアはなかなかたいしたものです。」とお褒め頂いたブーケです。
〔扇子ブーケ〕
■スタイル → ファン
■1番のウリ → 着物にマッチする華やかさ+モダンさ。
■素材 → プリザーブド(バラ・スモークツリー・杉など)
ただ派手なだけでも、豪華だけでも良くないのが、お着物のブーケです。
ドレスの時に持つブーケとは、格段に留意する点が多くなりますよね。
丁度いい大きさで、軽くて手にしやすい扇子ブーケです。
黒い扇子の選択にも、気をつかいました。
花を引き立たせる役目とお着物に馴染ませすぎない為には質のいい、
絵柄の無いものでなければいけませんでした。
黒いキャンパスの上に赤いローズメリアを配しました。
これも、赤1色のみ。
(最近2色以上で制作されたメリアを目にしますが、
綺麗にマッチしているものって、あまり見かけませんね。2色にした必然性が無いものが多い様に感じます。)
大小のメリアを作り、大のメリアのフチには金粉を振りました。
これも全体に振るといやらしいので、フチだけ。
常緑樹のグリーンや、子孫繁栄を意味する赤い実もの。
縁起物の水引や夫婦鶴。
一つ一つ意味合いを考え、想いを重ねて、制作致しました。
素材の配置もアシンメトリー(非対称)にする事によって、日本的でお洒落に感じます。
〔ぼんぼりブーケ〕
■スタイル →ぼんぼり
■1番のウリ→今までに目にした事が無いカタチ
■素材→プリザーブド(スカビオサ・ハナミズキ・アジサイ・ライスフラワーなど)
●フォルム
真っ先に目に飛び込んでくるのが、ぼんぼりというフォルム(カタチ)です。
「ぼんぼりって綺麗だな…」そんなところからスタートしました。
最初は「竹」でフレームを制作したかったんですが、思う様に曲がってはくれず、断念。(多分職人さんなら出来るのでしょうが)
このフレームはいったい何なのか、それは秘密です(笑)
●カラー
色目も、とっても素敵でしょ!!
淡い紫の和紙をフレームに内張りしました。
綺麗に貼るのは、結構難しいものなのですよ!!
淡い紫に載せた濃いスカビオサが美しく映えます。
(画像ではどうしても濃く写り過ぎてしまいますが)
下は、ハナミズキです。
こちらは淡い紫に制作し、中心を濃くしたプリザーブドです。そして、グリーンのラメを振りました。
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2作品見て頂いて、如何だったでしょうか?
「着物を着て、こんなブーケを手にしたい!!」
そう思って下さった方が1人でもいれば、それが私の幸せです♪