連載第3回（全6回）

皆さん、こんにちは。

3回目の今回は、前回にお知らせした通り番外編として海外のお花屋さん事情と海外挙式、

「花束プレゼント計画！！」を書いてみます。

◆番外編　～バリでの海外挙式～

少し前になりますが3月17日から22日までバリに行ってきました。

1番の目的は、「友達の結婚式に参列」すること。

高校時代からの友達が約10年付き合っていた彼氏と夢だった
「バリ挙式」をすることが決まり

もう1人の友達と親族でもないのに参列させてもらうことに。

結婚式は3月20日

私と友達は17日の夜の飛行機でバリに向かい18日に到着。

せっかく行くなら観光もお買い物も・・・。
18日、19日は遺跡見学やお買い物に。
20日は夕方からの挙式と夜のパーティー。
21日は親族の皆さんや今回の主役の2人と観光に。

予定は目白押しでした。

◆最初は…

友達のバリ挙式が決まった時から何か出来ないかなと思っていました。

最初は、結婚式の時に持てるような ブーケをサプライズでプレゼントしたい と思っていたんですが、ブーケを作るって大変！！

先生がいて、教室があって花材も揃っていてやっとなんとか作れるって感じなのに
先生も教室もなくて、
花材も自分で揃えて作るってそんなこと出来るかなぁと・・・。

不安になったり、やってみれば案外出来るかも・・・と思ってみたり。

一生に一度の大切な日に変なブーケになっても・・・。

頭の中でグルグルと色々な思いがやってきて

でもふと、ブーケはもう頼んでるだろうと当たり前の事をやっと思い出して・・・。

◆決意

そんなに大げさじゃなくていいや！

もし気に入ってもらえたら「パーティーに持ってもらえる花束を作ろう！」

お部屋に飾ってもらうだけでもいいかなぁと思い
花束をプレゼントしようかと思っていることを先生に相談しました。

先生は
「いいと思うよ！！実際行ってみないとどんな花があるかも分からないし、どんな状況かも分からないし向こうで出来ることをやってみたら？」

「花束だったらくくるヒモとハサミだけ持っていけばいいわけだし、NFDで何回もレッスンしてるから、きっと大丈夫だよ！！」

って言われ、
そうだな、出来るか分からないけどやってみるだけやってみようと・・・。

◆ありがたい友達

行きの飛行機の中で一緒に参列する友達に
「結婚式の日に花束をプレゼントしたい」と相談したら、

友達も乗り気になってくれて
「絶対に喜ぶよ！やってみよう」って言ってくれて

「何か手伝える？」ってとっても助かる言葉まで・・・。
お言葉に甘えて写真撮影と一緒にお花屋さんを探してもらうことに。

◆花屋探しは前途多難

結婚式の前日にお花屋さんだけでも見つけておこうと、

ホテルのロビーでお花屋さんが近くに無いか聞こうとするにも、
英語も全く喋れない私の力ではなかなか分かってもらえない・・・

「フラワーショップ」を連呼するにも
フラワーショップっていう言葉が通じない！！！

どうもバリにはお花を飾るという習慣はあまりないみたいで花屋の存在が薄い！！

やっと意味を分かってもらっても近くには花屋はないとのこと。

バリでは花屋ばっかりが集まっている地域があり
ほとんどの花屋はそこに固まっているらしく、
「最悪そこまで行こうか・・・」と話していたら

「今日行く予定の場所にも花屋はあるよ」と教えてもらい、お買い物の最後に花を買うことに。

タクシーで目的地におろしてもらい、同じタクシーに夕方迎えに来てもらうことを約束して、

買い物と「花屋探しが始まりました。」

◆ついに、花屋　発見！！

私たちがその日に向かった地域はクタとスミニャックという場所。
お買い物もしたいし、花屋も見つからないと不安。

少し歩くと花屋発見！！

「良かった～。」
のんびり買い物を終えて見つけた花屋に・・・。

と思ったら「さっきあった花屋が見つからない！！」

「このへんやったよなぁ」と二人でグルグル・・・。
「ない！！！・・・。」

そこに日本人発見！
もう聞くしかない！！と
「近くで花屋さん見ませんでした？」と聞いたら

「すぐそこにありましたよ」と。

えっ・・・！？

ほんとすぐそこに、さっきの花屋発見！！！

 

すぐに中に。
ところがイメージする花はなくって・・・。

仕方が無い。ここで何か探さないと・・・。
私が物色中は友達が花屋さんの写真をパシャパシャ。

皆さん、バリの花屋さんって想像できますか？
私の勝手なイメージではエスニックな花がいっぱいあって色もカラフル！みたいな感じだったんです。

でも実際は・・・
確かに、エスニックな花はありました。
でも1つ1つの花がめちゃめちゃでかい。

どうやって使えばいいか分かりません。

「もっと普通のお花はないの！？」
と叫びたいくらいでした。

　

奥に小さいフラワーショーケースがあり
その中を覗くと、バラが3種類。あとは葉物のみ。

「これだけ？」
だって日本の花屋さんのショーケースでは考えられませんよね？？

でもここはバリ。
バラ3種類の中から2種類と葉物を買ってホテルに。

　　

◆ホテルでは…

夕方にはホテルに到着。

夜には親族もそろってのお食事会にも参加させてもらうため、
とりあえずお花は水につけとくことに。

バケツもないけど・・・。どうしようかと考えた末、洗面所に水を張ってその中に入れておくことに。

　

美味しいバリ料理屋さんで優しい親族の方たちとのご飯を終えて早速、花束作りに・・・

◆いざっ！！

薄暗いホテルの照明の下で、新聞紙を広げて作業開始です。

友達は作り始めた私の姿をまたまたパシャパシャと写真に収めてくれています。

バラの数もそんなに多くなかったので小ぶりに作り始めたんですが、どう作ってもバラが2本足らない！！！

丸く仕上げたいのに一部、へこんでしまうんです。

バラが足りない！！

どうしようって友達に相談。

「友達はホテルのどっかからとってくる？？」
と本気か冗談か分からないようなことも言ってくれて・・・。

でもそんなことは出来ないし。

「バラが足らん！！、バラが足らん！！、バラが足らん！！」
何回言ったことか・・・。

　　　　
　　　　

もう一度作り直し友達に見てもらうと、
「どこがへこんでるか分からんよ」って言ってくれてなんとか終了。

　　　　

気づけばもう真夜中。
明日、朝ごはんの後、主役の友達に渡すことに・・・。

◆サプライズ*****

当日の20日。

朝ごはんの後に、一緒に部屋に来てもらいそこで、

「プレゼント」

サプライズに大喜びしてもらって、

「私たちの作戦は大・大・大成功！！！」

　　　

◆ヌサドゥア教会での挙式

結婚式はヌサドゥア教会というところで行われました。
参列者はみんなバリの民族衣装に着替えて、新郎新婦のことを待ちました。

　　　　

私自身、何人かの結婚式に参列したことがありますが、今回ほど号泣した結婚式は無かったです。

　　　　

開放的な空間と、開放的な気持ち。
素敵な家族に囲まれて幸せそうな主役の2人を見て、友達と号泣！

何度、「良かったなぁー」を連発したことか・・・。

◆パーティでは、花束を…

大感激の挙式が終了し、夜はプライベートヴィラでのパーティー。

会場に向かうバスに乗ると、主役の二人が登場！

私たちがプレゼントした花束もしっかり持ってくれていて、
また感激で泣きそうになるも我慢・・・。

バリ舞踊に、バリ音楽みんなで踊ったり喋ったり。

　　

楽しく過ごしたパーティーも終盤を迎え、新郎新婦の挨拶。

私たちに向けての暖かい言葉まであり、また号泣。
最後の最後に新郎から新婦への手紙にもさらに号泣。

　　　

「どんだけ泣くのよ～」って友達とつっこみあいながら素敵な1日は終わりました。

◆バリでの挙式を終えて…

もちろん友達の結婚式に参列するだけでも「幸せ」なことだし、
「感動」することだけど、

「少しでも心に残るものをプレゼントできたことを嬉しく思います。」

「遊華に通わなければ思いもつかなかったことだし、出来なかったことでした。」

一緒に花屋さんを探して楽しみながら写真を沢山撮ってくれた友達。

そんなに良い出来じゃなかった花束をとっても喜んでくれた友達。

「ほんとに楽しくて幸せな6日間でした。」

日本に帰ってきた私に、友達からカードとプレゼントが。

カードには素敵な花束をありがとう、感動しました。の文字。

　

「こちらこそありがとうの気持ちでいっぱいでした。」

「お花って周りの人を幸せにする力があると思います。」

お花をプレゼントされて嫌な人って多分いませんよね？

遠い存在だったお花が遊華に通って身近な存在になって今回の花束プレゼント計画につながりました。

こんな風に私は、
「また周りの人を少しだけ幸せにできたらいいなと思っています。」

今回は遊華のことに触れることもなく私の体験談だけになってしまいましたが・・・

お花の持つ「ステキさ」や、
お花を学ぶ事によって生まれる「可能性」

そして、私に勇気を与えてくれて
背中を押してくれる「先生の存在」を感じて頂ければ嬉しいです！！

次回は話を戻して、遊華の事を書いてみようかなって、思っています。

では、８月に又、お会いしましょう♪