●●●●●第1章-12 [ アシスタントから講師へ ]
アシスタントデビューの日も、緊張などしなかった様に記憶しています。
この頃の私は、6年勤めた会社を退社し
派遣社員として短期契約で働いていました。
土曜日はお休みでしたので、
以前の様にアクセクすることなく、
ゆっくりとスクールに向かい、
レッスンも全員の生徒さんが終了するまで見届け
先生とご飯に行ったりも出来るようになっていました。
レッスンは13:00まででしたが、
時間までに終わらない生徒さんの為に
先生はついて見てあげていました。
別の講師により午後のレッスンがあるので、
30分以上経過すると
ロビーへでて、
待合室で教えるという事もよくありました。
この時私の目には「親切な先生」と映っていたのですが
スクール側から見ると
毎回の様に、遅くなるレッスンには多少困っていたようでした。
でも、「ここで終わり」なんて、無碍(むげ)にも出来ないしね~
難しいですよね‥
私も見てあげてしまうと思いますね。
レッスン終了時間を30分程度過ぎると
スクールのスタッフさんが
お花をテーブルに並べたりと
次のレッスンの準備に教室に来るのですが
その時に言われた言葉があります。
「宮川さんって、そんな人だったんですか~!!!」 って。。。
ジョークをとばして生徒さんと会話する私を見て、
私のイメージが崩れたのだそう‥
生徒時代は黙々と花を活け、
時間になったら、
「お先に失礼します」と声だけ掛け、
さっさと帰っていましたから、
「お花挿してる時って、メッチャ真剣な感じだったから
こんなに明るい人だって、思いませんでした~!」 だって。。。
アシスタントになって、2ヶ月か3ヶ月した頃だったと思いますが、
土曜日の午後の先生が入院される事になり
私が1人で講師を務める事になりました。
「講師をお願いします」と言われ
「はい、分かりました。」 と簡単に答えていました。
そこから暫く次の講師が見つかるまで、
3ヶ月か4ヶ月くらいだったと思いますが、
講師をさせて頂きました。
この事も後から考えると
とってもいい経験だったと思います。
本当に楽しかったです。
生徒さん達もいい子達ばっかりで
受験で合格した時だったか
私の誕生日だったか
忘れてしまいましたが、
生徒さんがプレゼントをしてくれました。
箱を開けるとそれは「ブルーのエプロンでした。」
お友達同士2人で、私にプレゼントしてくれたのでした。。。
今考えると、あの2人が先生になって初めての
私の「ファン」だったのかも‥ しれませんね~。。。
暫くして後任の講師が決まり、
私はお役御免になりました。
土曜日午前の元々の私の先生は
「えぇ~、ずっと午後のクラスを持たせて貰えるんじゃなかったの~?」って
とっても残念がって下さいました。
そう思ってもらった事に、大変嬉しく思いました。
午前はアシスタント、午後は講師という、貴重な数ヶ月が過ぎたのでした。
<つづく>
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○○アカデミーでは、アシスタントを務めていましたが、
一方○○カレッジでのレッスンによって、
私の中で沸々と目覚めて来た「思い」がありました。
その「思い」により、またまた行動を起こします。
これが大きな私の転機へと繋がっていきます。
さて、私は何を感じ、どう動いたのでしょうか???
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【宮川の提言】 「なんでかな~」と思いますが、原因は「自信が無い」事みたい。 昔、1人の生徒さんが、こう言っていました。 こうも言っていました。 私はそりゃ、失敗は怖い場合がありますが、何かを始める時には、失敗は「覚悟」しています。
これはちょっと、角度の違うお話ですが、 この時私は、
その彼女は |