●●●●● 第2章 花屋修業編
17回 [必要な事 ]
花を仕事にする為に
「花関連の知識・技術・心構え・接客マナー」それ以外に何が必要でしょうか?
全員に必要って訳ではないけれど、
「必要だ」と感じ出したものがあります。
何だか分かりますか????
「車の運転」です。
私の田舎は九州なのですが
実は高校生の時に「免許」は田舎で取得しています。
ところが、春休みに取った為に
田舎を出た後に、免許の交付がなされたのでした。
その為に、この花屋で働きだすまで一切運転した事無く
「10年以上のペーパードライバー」なのでした。
免許だけは、交付されてすぐに郵送して貰っていたのですが、
長年身分証明用としてしか使っていないのでした。
このお花屋さんで絶対に必要だった訳でも無いのです。
だってね、同じ曜日でいつも一緒に働いていた先輩も
ペーパードライバーで「乗るのはもう怖い」って言って
全然運転していませんでしたし、
店で車を運転しなければならない必要性も
めったに無かったのでした。
でも、
でもね、
段々と、段々と
何故だか、
「運転が出来るようにならなければ!!!」って、思うようになっていったのです。
そこで、あの時は多分「タウンページ」で調べたんだと思うんだけど、
調べて、電話して
「ペーパードライバー用の運転教習をお願いしたのです。」
初日は神戸三宮駅山側の、西村珈琲の前で待ち合わせしました。(我ながら良く覚えてるな~)
3回か4回分のチケットを購入して、教えて貰ったと思います。
たしか1回7000円だったと思います。
初日は、やっぱり「ちょっと怖かった」
なんせ、10年振りですもの~。。。
でも、教習用の車なので、
教官の方にもブレーキが付いていて
危なくなっても、「踏んでくれる」という、安心感も少しあり
怖いながらも、緊張しながらも、
ちょっとは「楽しくもあるのでした」
教官が上手に
「本当に10年振り?」
「そうは見えないね~」なんて言ってくれたりするから
嬉しいし、
オートマじゃなくってミッションなのに
それに車も大型だったのに
結構「いい感じ」に運転出来ていたので
教官が「お世辞」で言ってくれているだけでは無いと、思っちゃったのです。
2回目、3回目と回をこなしていくと
高速道路の運転や(田舎では高速なんて走った事ありませんでした)
山道や、細~い道や、坂道発進、駐車の指導をして貰い、無事教習を終了したのでした。
教習後、お店の車を始めて運転した時の事は今でもハッキリと覚えています。
隣に教官がいて、「次右ね」とか
「真っ直ぐ行って次の信号を左折」なんて言ってくれる人が、居るのと居ないのと
「全く違ったのでした!!!」
1人で車に乗って、運転しているという事は
「1人で道や信号や周りの状況を確認し、運転しなければならないのです。」
(当たり前の事ですが‥)
「私、全くユトリありませんでした」
「運転しながら周りが見えないのです」
「標識も頭に入りません」
ましてや田舎の単線の道路と違って
車線がいくつかあると、右折しようにも「どう曲がっていけばいいのかが分かりません」
「自分が先頭の時が、メチャ怖かった」
初めてお店の車を運転して、
配達に行った時の事です。
着くのは無事に着いたのですが、
お店に帰る途中
「あれっ、こっちだったかな~」 と思って左折して少し走ると
車1台しか通れない幅なのに
向こうから車が来て
すっごい勢いで
「プププププッー!!!!」
クラクションを鳴らされました。
な、な、な、なんと、
一方通行に逆走して入って行っていたのでした。
取敢えず、バックして出ましたが
冷や汗、「タラタラ。。。」でした。。。
「あぁ~、怖かった~。。。」
バックして上を見ると、進入禁止の標識があり
「私、習ってる時も標識を気にした事など、無かった様な‥」と思ったのでした。。。
<つづく>
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この時絶対必要であった訳では無いけれど、
「運転出来るようにならなければ‥」と強く思った私。
現在は「車無しでは仕事が出来ない状態」になっています。
【宮川の提言】 目標や夢を持っている、素敵な貴方へ 夢を叶える為には、「何が必要なのか」 など、明確にしなければなりません。 「さあ、すぐに書き出してみましょう!!!」 |
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