●●● 第3章 花屋修業時代苦悩編
22回 [その日]
どうも私は、少し不思議な性格をしています。
その日は、真っ直ぐにスクールに向かったのです。
時間も無事に間に合ったのでした。
その日のレッスンの事は、今でもハッキリ と覚えています。
私はいつもより、もっとはしゃいで
レッスンをしていました。
生徒さんには
「なんか、いい事あったんですか~?」
なんて、聞かれちゃったりして‥
「引越し業者が突然訪れた事」
「私に全く知らせる事無く、事を終わらせようと画策していた事」
それは、十分に「ショック」では
あったのです。
でも私は、泣き叫ぶ事も無く
自暴自棄になる事も無く
「いつもよりも、楽しそうに」
レッスンを行う事が出来たのでした。
レッスン終了後に
先生に、こう告げました。
「先生、私離婚する事になりました。
今日はこれから、家を探すために不動産屋さんに行って来ます。」 って。。。
<つづく>
——————————————————————————–
この日、レッスン終了後に
不動産屋に向かった私でしたが、
「家探し」は 困難を極めたのでした。
何故って
この時代は、バブルが崩壊していて
「夜逃げ」などをする人が多く
女の1人暮らしの、それもアルバイトでは
なかなか、入れる家が無いのでした。
——————————————————————————–