●●● 第3章 花屋修業時代苦悩編
29回 [面接]
三宮駅前のにしむら珈琲で、初めてその人に会いました。
紹介先は、企業が運営しているお花屋さんらしく
花部門の次長と、お会いしたのでした。
どんな事を話したのかは、あんまり覚えていないのですが
「店長さんが結婚の為に辞められるので、代わりを探している」という事
「優秀な店長さんらしい」という事
「私が資格を持っていて、スクールのアシスタントをしている」という事
「出来れば、アシスタントは今後も続けていきたい」という事
そして、
「お給料について」お話したのでした。
「いくらでいいですか?」と聞かれ
「手取りで15万円 無いと、生活が出来ません」 と答えていました。
すると、
「そうですか、帰って上の者と相談しますので‥」 という返事。。。
一応、店長として働く予定なのに
「15万くらいで、 返事を保留にされるなんて‥ 」
と、この時は思ったのでした。
後になって、
お金に関して「即答するのは、あんまり良くないよね」って、思い直したのだけれど‥
兎に角、このお店でお世話になる事になったのでした。
面接をした当日だったか、翌日だったか
友人から電話があり、
神戸大丸のお花屋さんで、店長さんを探してて、行ってみないか?
って、話しでした。
「えぇ~、もうKさんに紹介して貰った所に、行く事に決めたんだよ。。。
返事しちゃったし‥ ごめんね~っ」
って、私。
ちょっと、残念でした。
大丸の方が家から近かったし、
やっぱり、百貨店の方が魅力的に映ったのでした。
それに、百貨店に入っている花屋の店長の月給が
15万円以下なんて事はないでしょうしね。。。
でも、行くと「約束」してしまったし。。。
今更、断れないのでした。
この大丸を断ってすぐ、
1通の封書が届きます。
電通がバックになって、フラワースクールが開校する事になり、
その講師を募集していて、
私も資料を請求していたのでした。
封書はそのスクールからの資料だったのですが、
見てすぐに、断念する事になります。
講師になる為の「面接」と「試験」があり
その日が、なんと明後日
そして、その明後日はアシスタントをしている土曜日なのでした。
「絶対、無理」
アシスタントを休んでまで行く気は、その時毛頭無く、
資料を見て、即断念したのでした。
でも、話しが続く時は
あとから後から、出てくるんですね~。。。
この時の、私の選択が正しかったのか、そうでなかったのか。。。
それは、「今でも分かりません」。
不思議な事ですが、
私が行く事になったお店も、
行かなかった店も、
行けなかったスクールも
その後
3つとも
3つともですよ
無くなってしまいます!!!!!
どういう事でしょうね~???
<つづく>
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とに角、面接を受け、
新しいフラワーショップで働く事が決まったのでした!!!
ところがどっこい!!!
そこで、大変な思いをするのです!!!
◆宮川からの提言 花屋で働く為に、決して資格は必要な訳ではありませんが、 でも1点、心して欲しい事があります。 私の大切な生徒さんには、そんな人はいないと思いますが、
「今日は何が入ってるの?」 かなり、偉そうな口調です。 トップの方は、こんな横柄な事はありませんが、 「あなた、何様?」と思わず、心の中で思っちゃいますよ。 私は今でも、お花屋さんにお手伝いに行く事がありますが、 うちの生徒さんには、そんな人がいません様に。。。 |
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