●●● 第3章 花屋修業時代苦悩編
41回 [グッド タイミング?]
店が閉まる事が分かってから、
最初のお休みの日に、私はお出かけしました。
どこへ行ったと思います???
いつもいつも、そんな風に聞くなって?
さっさと、話しを進めろ~!! って?
へへへ‥
ではでは、お話し進めますね。
アシスタントをしていたスクールの、
1級を習っていた先生の所に行ったんです。
アシスタントは土曜日やっていたのですが、
流石に土日はお店が休めなくて、
水曜日にもらったお休みを使って、S先生の所に行ったのでした。
「先生、こんにちは。お久しぶりです。」
って、教室に入っていって、先生の手の空くのを待ちました。
そして、
「先生、店がつぶれる事になっちゃったんです。
どこか、いいとこ(働き先)ないですか?」
って、聞いたんです。
そしたら、
「今、人を探してたところなんだ」 って。。。
何て、いいタイミングなんでしょう~!!!
話しを聞くと、
先生のお知り合いのお店の、従業員さんが
結婚の為に辞められるので、代わりを探しているらしい。
でも、普通のフラワーショップじゃなくて、
葬儀のお花を扱っているお店なのでした。
先生からはこう言われました。
「手があれるから、次の人が見つかるまでの
2~3ヶ月でいいから、ちょっと行ってくれないか?
給料もいいし‥」
2~3ヶ月でも働ける所があれば、
次を探す時間も取れるし、
違う形態の「葬儀の花」の勉強も出来るし、
「葬儀の花」をずっ~とやっていくのはちょっと嫌だけれど
2~3ヶ月なら丁度いいし、一石三鳥なのでした。
「はい、宜しくお願いします。
店は今月いっぱいで終わる予定ですので‥」
とお答えし、面接に行く事が決まったのでした。
<つづく>
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次の当てが出来て、取敢えず「ホッ」としました。
そして、葬儀のお花屋さんの方とも「面接日」を決める為に
お電話したのですが、とってもいい感じの方で、
今のお店の辛かった期間より、ずっと楽しく働けるかも‥
って、思ったのでした。
お店がちょっと不便な場所って事だけが、気がかりではあったのですが‥
まぁ、2~3ヶ月なら、
そんな事も大した問題では無いように思ったのでした。
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