●●● 第4章 花屋修業時代大阪編
45回 [花市場]
大阪の花店には、
5月の母の日が終了してから勤務する事が決まりました。
大阪店をBさんに引き渡して、
社長が変わるのは10月からという事になりました。
それまでは、私はまだT社の社員です。
ですから、朝は本社に出向いて
仕事をしていたのですが、
仕入れ担当の男性も辞める事になっていて、
彼が辞めた後は、私が仕入れも担当するように言われていたのでした。
5月の初旬、仕入れを覚える為に
市場に連れて行ってもらいました。
初めて見る、花市場です。
とっても活気のある市場に
ちょっと興奮ぎみの私です。
もうあれは、今から15年前の事になりますね~。。。
それから15年間、ずぅ~っとセリに行っています。
初めてのセリ場は、見てるだけ~
でした。
セリが終わって、
部長に連れられて、市場の人達(特に売り子さん)に
挨拶に行きました。
「これから、この子が来ますので、宜しくお願いします。」
と部長が言ってくれて
数名の方と名刺交換をさせて頂きました。
2回目は仕入れ担当さんと2人で
行きました。
彼が、回りのおじさん達に私を紹介してくれました。
「今度から、彼女が仕入れにきますんで‥」 って。。。
「宮川です。宜しくお願いします。」と挨拶しました。
「宜しくなぁ~」 って、おじさん達は威勢がとってもイイ!!
周りは、本当に 「おっさん」 ばっかりの世界なのでした。。。
<つづく>
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今では、若い女性もかなり増えた花市場(セリ場)ですが、
この時代は、おじ様と 極少数のおば様の 世界でした。
この時私も、ソコソコの年にはなっていたのですが、
「いくつ?」と聞かれ
「22才」 で通していたのでした。。。
あの時私も、若かった~。。。 ってか★
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