●●● 第4章 花屋修業時代大阪編
46回 [大阪花店]
母の日も終わり、
大阪店での勤務の日がやってきました。
メンバーは、私以外に女性2人です。
1人は前の店から一緒に来た、元気で可愛いKちゃん。
もう1人は、もともと大阪店にいた、美人でスタイルのいいYさんです。
もといた人がお店に残るのは正直嫌だったんですが、
部長から「全員変わったら、分からない事が出てくるだろ」と言われ、
Kちゃんも、「Yさんはいい人ですよ。」 って、言うし‥
どうしても嫌なんて、ゴリ押しは出来なかったのです。
お店はビジネス街のど真ん中、
ビルの地下2階にありました。
地下2階は商店街になっていて、
色んなお店が入っていたのでした。
先ずは、商店街の方々へご挨拶です。
1つ失敗しちゃったんですが、
お店に行ったら速攻挨拶に行くべき所があったのですが、
すぐには行かなかったので、
まずかったです。
それは、2つ隣の靴屋さん。
後から、「靴屋さんのオーナーには、真っ先に挨拶に行かなくっちゃいけないよ!!」
って、聞かされたのですが、「早く教えてよ~。。。」でした。
リサーチが十分で無かったのは私の失敗です。
でもまぁ、そんなにご機嫌を損ねる事もありませんでした。
なぜなら、オーナーさんと私が同郷だったからです。
これは、ちょっとラッキーでしたね。
それにこのオーナーさん、気さくで太っ腹ないい人でした。
あとのお店のオーナーさん達は普通でしたが。
あの時の私は
「前の花店の商店街のオーナーさん達の方が、
情があって良かったなぁ~。。。」
って、思ったのでした。
今考えると、どちらも大差ない様に思うのですが、
その時の私には、大阪の人が冷たく感じたのでした。
お店は今迄勤めた所とは、随分違って
「忙しかった!! です。」
北野のお店は、ブライダルは多かったけれども
小売は少なかったし、
前の神戸店も、輪を掛けて暇な店だったけれど、
今度の大阪店は、来店客が多くって、
1日に出る花束やアレンジの数も、かなり多かったのでした。
それに今迄とは、客層が違います。
前の店は、主婦層でしたが、こちらは断トツOLさんです。
すると、当然使用するお花も若い女性好みのお花になり、
品揃えも、OLさんが好みそうなものにすればいいんだな‥
って、事が分かるのでした。
あとは、ビジネス街なので、
当然企業対策を考えなければならないのでした。
<つづく>
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もし皆さんが、どこか商店街に入店する事になったなら、
(どこか団地に引っ越すでも、会社に入るでも、当てはまります)
真っ先にご挨拶に回らなければいけません。
回って、1人でも気が合う人を早く見つけて、
その人にリサーチを掛けなければいけません。
商店街でも、団地でもPTAでも、企業でも、
そこには必ず、まとめ役的な人(言葉を変えればボス的な人)が居るはずです。
その人の機嫌を損ねてはいけません。
「最初の印象って、かなり大事ですよ!!」
【宮川のちょっと一言】 どこかの集団に入ったら、キチンと挨拶をし、ボスが誰かを見極めましょう!! 「最初が肝心です★」 |
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