●●● 第6章 フラワースクール創成期
85回 [中級、そしてNFD]
生協でのスクールも1年が経過する頃になり、
私は「中級コース」を作る事にしました。
生徒さん達に
「中級コースのご案内」としてチラシを作り、
1年間履修をされた生徒さん達に配りました。
勿論、口頭での説明をつけて。
「1年間○○なレッスンをしてきて、
お花にも大分慣れてこられたと思います。
9月より中級コースを始めたいと思っていますので
ご希望の方は、申し込んで下さいね。」
「中級では、もっと高度な○○な事を学んで頂けますし
お花の量も増えてきて、楽しくなりますよ。」
なんて、感じで。。。
すると、1年間の勉強を終わられた方達は
殆ど、中級コースに上がって下さいました。
又、同時期に
「NFDコース」を作る事にしました。
NFDの説明をし、
「生花の資格取得を目指しませんか?」 とご案内。
当初、「資格取得コース」を作ろうかな?
とは思ったものの、
主婦の方達からは、
「希望者 は出無いんじゃないのかな?」
とも感じていました。
「お金」も「時間」も掛かりますしね~。。。
でも、
希望者は無くても、「言うだけ言ってみよう。」
そんな軽い気持ちでのご案内でした。
すると、
高槻教室の生徒さん3名から
「希望の手」が挙がりました。
私から見ると、
「意外」な 3人さん でしたね。
今思い返すと、不思議な事に
頭文字が全員「Kさん」 でしたね~。
「カワグチさん」「クリヤマさん」「カナザワさん」 ってね。
どちらかというと3人とも
あまり目立たない、落ち着いた(言葉を変えると地味な)イメージの人達でした。
高槻では、月に2回のレッスンしかなかった為に
通常のレッスン日以外に
もう2日追加して
3名の方達には、月4回のレッスンに来てもらうようにしたのでした。
<つづく>
——————————————————————————–
いくつかの教室の「雇われ講師」を経験し
NFD(日本フラワーデザイナー協会)資格コースを
担当してきましたが、
この3名の方達が、「自分自身の初めてのNFDの生徒さん」でした。
私が、初めてお花を習ったのも「NFD」でした。
○○アカデミーで習い、
そこでアシスタントも講師も経験しました。
その後、ある教室のNFDコースの講師も務めさせてもらいました。
その教室も、○○アカデミーも
NFDコースは、月4回(基本的に週1回)のレッスンでしたね。
今では、資格制度も試験内容もかなり変わっているのですが、
この時代は「カーネーションで正確さとスピード」を追求する資格
だった為に、腕を落とさない様に月4回にしてもらったのでした。
——————————————————————————–