●●● 第7章 フラワースクール迷走期
97回 [T市教室]
T市主催の教室は
地区の世話役さん達が
生徒にもなり、後片付けも手伝って下さっていました。
とっても「気が利く」生徒さんで
助かりました。
他の生徒さん達も「熱心」で
お花を楽しみながら学んでくれていました。
私的には、「やりやすい教室」だったのですが、
ただ一点、とっても困った事がありました。
今迄、色んな場所でレッスンしてきた私でしたが、
この場所は「お花に適さない場所でした。」
それは、どういう事かというとですね~。。。。
「エアコンが無かったのです。」
「夏の教室は、メチャクチャ、暑い。」
あなたが学生の頃を思い出して下さい。
小学校や中学校って、すっごく暑いですよね。
椅子に座ると、汗がびっしょり くっついた 事 覚えていますか?
エアコンの無い夏場の教室は、「蒸し風呂」みたいで…
お花は水に浸けて持っていってるのですが、
水から出して、机に置くと
その時点で、「元気がなくなってく」感じがありました。
「机自体が、既に熱いのですよ。」
それは、急に暑くなってきた或る日の事でした。
お花を机に置いて、
説明し、
お花を挿してもらう頃には、なんだか「ぐったり」で。。。
「もうホントにびっくりでした…」
あんなに、元気が無くなっていく花を見たのは、初めてなのでした。
その日のレッスン終了後には、
「お願い」をしました。
「バケツを持参して下さい。」 と。
次のレッスンには、皆さん「バケツ持参でみえました。」
もうこれで、「しおれ」を気にする事はなくなりました。
生徒さん達は、お花を机上ではなく、バケツのお水に浸けておいてくれます。
それをカットして、スポンジに挿していってもらったのです。
困った、たった1点は この事でしたが、
すぐに「解決」出来たのでした。
素直な皆さんに「感謝」です。
<つづく>
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「春のフラワーアレンジメント」と題して、スタートした
1998年度上半期のアレンジメント講師要請でした。
通常、半期しか開講出来ないそうなのです。
半期ごとに、違う講座を開講していくので、
同じ講座を引き続きやる事は無いそうなんです。
「税金」が使われているので、
同じ人にお金が入るのは「マズイ」のでしょうし、
「様々な講座を市民に広報したい」という、考えがあるのでしょう。
でもね、私のフラワーアレンジメント講座は「好評」で、
「講座名称」を変えて、下半期も開講する事になったのでした。
「楽しい、機会を与えて下さった事に感謝です。」
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