波瀾万丈宮川の My Flower Story 第7章-107

 第7章 フラワースクール迷走期 

     107回  [自然観察]

グリュンベルグでの4日目。

 

今日は朝から、「歩きやすい靴」
を履いて集合。

「自然観察」に出かけます。

 

 

学校の回りは、実に多くの自然に囲まれています。

アスマン先生を先頭に、学校を後にしました。

 

前日から降り続いた雨は、朝がた止んだようで。。。

すこしぬかるんだ道や、濡れた草を気にしながらの散策になりましたが、

雨の後の自然は美しい!!

 

 

緑も、赤い実も綺麗に映えています。

この辺は、「実もの」が豊かです。

 

今まで自然に生えているのなんて見た事のない
「クルミ」なんてのも見る事が出来ました。

 

おおよそ、誰が見ても「美しい」と感じられるであろう「自然」から

一般的には「気づかれもしない」だろう自然まで。

 

 

「うっそうと生茂った緑の森」
「苔むした大木」

「その下に、生息する繊細な命」

「風になびく、ススキみたいなグラス類」

「乙女の頃、探したクローバーの密集地帯」

「川べりに咲いている小さな花」

「水面に浮いている浮き草に枯れ草」

 

 

大木から、コケ まで。

大空から地べたまで。

そこには、沢山の「自然」がありました。

 

 

花を「職業」としているのに、

 

「意識」した事など、あまり無かった「自然」でした。

     <つづく>

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「自然」は人間の手では、幾万年かかろうとも

「作り出すこと」など 出来ない 「芸術」です。

 

「フラワーデザイナー」を志す人間にとって、

一番の先生が、 「自然」 なのでした。

 

 

それを見て、「何を感じ」

「何を伝えたいと思うのか」

 

「デザインするという事」は、

「心を鍛えないといけないのかもしれませんね。」

 

 

あなたには、自然を受け入れる「心の準備」が出来ているでしょうか?

そして、

自然に心を動かされた時、

それを「表現したい!!」という、衝動にかられるでしょうか?

 

 

衝動にかられて、

実際に、

「感動」を「カタチ」にする「術(すべ)」をもっているでしょうか?

 

 

「感動を伝えられる術」

それが、「フラワーデザイン」なのです★

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