●●● 第7章 フラワースクール迷走期
108回 [様式]
グリュンベルグでの5日目。
レッスンは「時代様式」に入っていました。
今日は、アスマン先生の引率で ミュージアムへ。
そこに展示してあったのは、
「言葉(説明)」など、必要としない 「芸術」なのでした。
下の写真は、展示物の中で一番気に入ったケトル です。
他にも、沢山の作品がありましたが、
このケトルには 唸らされました!!
その 「フォルム」 「ライン」 「質感」 の美しい事。
それでいて、 「シンプル」
「素晴らしい」 ですね~!!
<つづく>
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「様式」は、8000年前のエジプトからスタート。
↓
3000前のギリシャ
ロマネスク
↓
ゴシック
↓
500年前のルネッサンス
バロック
↓
1700年代 ロココ
クラシィシュムス
↓
ロマンティック
↓
古典主義(ネオゴシュック)
↓
1895年 ユーゲントシュティール(アールヌーヴォー)
↓
1923年 アールデコ
と、変化していきます。
時代の流れには、
「宗教観」や「権力者の意向」、「世相」などが背景となっているのでした。
私の好きなのは、やっぱり 「アールヌーヴォー」なのですが、
たった15年間の命だったようです。
時代様式の中でも、「ゴシック」や「バロック」と並んで
よく知られている 「アールヌーヴォー」ですが、
こんなに、「短命」だったなんてね。。。
展示物の一番は、ケトル だったのですが、
このミュージアムで 最も 心を惹かれたのは、別のものでした。
それを、「ヒント」に グリュンベルグ での
「記念すべき最後の作品」を仕上げたのでした。。。
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